「そろそろ顧問税理士をお願いしたいけれど、何を基準に選べばいいのか分からない」
設立から半年〜1年ほど経ち、事業が少しずつ動き出した経営者様から、こうしたご相談をよくいただきます。顧問税理士は、一度契約すると長く付き合っていく相手だからこそ、慎重に選びたいものです。今回は、選定の際に確認しておきたい視点を整理しました。
1. 「記帳代行だけ」なのか「相談相手」なのかを見極める
税理士事務所によって、提供しているサービスの幅は大きく異なります。
- 記帳・申告書の作成のみを行う事務所
- 経営相談や資金繰り、節税の提案まで踏み込む事務所
料金の安さだけで選んでしまうと、「数字をまとめてもらうだけ」の関係になり、経営判断に必要な相談ができない、というミスマッチが起こりがちです。契約前に、どこまで相談に乗ってもらえるのかを確認しておきましょう。
2. 自社の業種・規模感に慣れているか
税理士にもそれぞれ得意分野があります。
- 飲食業やEC事業など、業種特有の会計処理に詳しいか
- 創業期・小規模法人ならではの悩みに寄り添った経験があるか
大企業向けの対応に慣れた事務所と、創業期の会社に伴走することに慣れた事務所とでは、提案の視点が変わってきます。自社に近い規模・業種の顧問先の実績があるかは、確認しておきたいポイントです。
3. レスポンスの速さ・連絡手段の相性
事業を進めるうえで、「今すぐこの処理について確認したい」という場面は少なくありません。
- メールのみのやり取りか、チャットツールにも対応しているか
- 問い合わせへの返信スピードはどれくらいか
日々の連絡のしやすさは、契約後の満足度を大きく左右します。面談の際に、普段のやり取りの手段や、返信の目安を確認しておくと安心です。
4. 料金体系が明確で、追加費用の説明があるか
顧問料は事務所によってさまざまですが、確認すべきは金額そのものよりも「料金体系の分かりやすさ」です。
- 月次の顧問料に何が含まれているか(記帳代行、給与計算、決算申告など)
- スポットで発生する追加費用(年末調整、税務調査対応など)の有無と金額
契約後に「これは別料金でした」という行き違いが起きないよう、見積り段階で範囲を明確にしてもらうことが大切です。
5. 「相性」も意外と大事な判断基準
最終的には、税理士個人・担当者との相性も見過ごせないポイントです。
- 話しやすく、専門用語を分かりやすく説明してくれるか
- 経営者の考えを尊重しつつ、必要な指摘はしっかりしてくれるか
長く付き合う相手だからこそ、初回面談での話しやすさや印象も、判断材料のひとつにしてよいでしょう。
まとめ
顧問税理士を選ぶ際に確認しておきたい視点は、次の通りです。
- 記帳代行だけか、経営相談まで対応してくれるか
- 自社の業種・規模感に慣れているか
- 連絡手段やレスポンスの速さが自社に合っているか
- 料金体系が明確で、追加費用の説明があるか
- 話しやすさなど、相性の良さ
初回のご相談・面談は、多くの事務所で無料で対応しています。まずは気になる事務所に話を聞きに行き、比較検討してみることをおすすめします。もちろん、当事務所でも初回のご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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